私にとってジュエリーを生み出すことは、コミュニケーションであり生業、自分の役目と信じています。
ですがこの二年の間に起きた出来事の衝撃は強く、自分のもつそのすべが何の役にも立たず
今思い返すと漠然とした不安から思考を停止させる瞬間さえありました。
きっと誰もが自分の場所でそうして過ごしてこられたと思います。お疲れ様、私たち。
小さく、ぎゅっと縮こまることが日常となり麻痺して過ごして来ましたが、ジャンケンで言うところの
「グーではなくパー」への欲求がいつのまにか体に満ち、気がつけば溢れ出していました。
必要だったのは、しなる金属のスピード感。多くの光を集め放つ明るい銀。
身につけた人、またそれを見た人にもこのエネルギーを理屈ではなく感じて欲しいと「chips」は生まれました。
2022.3.17 オダトモカ
chips
小指の為の指輪 SV925
共感圏
二つの世界の重なりを少しづつ
鏡のように磨きあげられ、使い込むほどに深みを増す銀と静かな艶を湛えた金から成る 2 two ring
異なる個性の二つのサークルは共に有り、触れ合い、時を経る事でゆるやかにその表情が変化し、やがては互いに馴染んでゆく。
金はその内なる光を放ちはじめ、
光を跳ね返していた銀は柔らかにその光を受け入れる。
共感圏を重ねるように
2 two ring
silver x k14yg / silver x k10yg / silver x silver
外してもなお、肌に刻まれるLOVEの文字
その拘束感ともいえる生とした感覚が
真に大切なもの、愛するものへの想い、つながりを気付かせ、自らの歩みを進ませる力となる。
仕事、恋人、家族、理想、友情、、強く愛するが故に時に煩わしさを伴なうものからの拘束。
肌に刻む文字
それはどんな旅の只中でも自分が自分で在ることの証。
希望というお守り
KOUSOKU / 拘束 コレクション